武庫川女子大学英語文化学科の学生の宿命、「学部全員で行く4ヶ月のアメリカ留学」!!!!
アメリカに留学をした理由
私にとって初めての留学先はアメリカでした。学部必須の留学プログラム、よっぽどの条件以外はこれに参加しないと卒業できないという...........。比較的保守的(当時)な私の両親も学部必須なら仕方がない、いってらっしゃいという感じでした。
この頃の私は特に大きな欲望もなく、とにかく英語を少し上達させられたらいいな、くらいでした。
はじめに
ここでは留学の詳細というより、私が何を学んだかについて書こうと思います。約200人以上の生徒と同時に渡米して同じ寮に住みます。日本語を話す機会の方が当然ですが多かったです(学校側はEnglish Onlyを強調しましたがそんなの無理です)
ちなみに4ヶ月分の学費、家賃、食費、シアトル旅行東海岸旅行(飛行機・宿泊費・ディナー込み)、そしてビザの手続きの代行が含まれていて通常の1学期分の学費+90万円。
かなり特殊な環境の留学ですが学んだことは山ほどあります。今回はそれらについて詳しく書いて行こうと思います。
歴史を学ぶ意義
一つ目は歴史の勉強をもっとするべきだということを学びました。ここで強調したいのは、歴史の重要さについて学んだというよりも、歴史を学ぶ意義を強く感じたということです。
前述でもありましたが、留学中に2回の旅行が企画されていました。旅行はとても楽しかったです、ショッピングをしたり美味しいものを食べたり。だがしかし、かなり疲労が溜まりました。
なぜなら両方ともツアーのようになっていて、とにかく観光するところが多かったからです。戦争の跡を残したメモリアルや博物館、歴史的名所など、とにかくたくさんです。
中立な視点で学ぶ
正直、当時は「なんでこんなに.......休ませてよ.......」くらいしか感想はありませんでした。しかし、帰国して(かなり時間軸がずれますが)その後の韓国での交換留学で多くの国の人々と関わることで自ずと気づきました。
振り返ってみればあの時のツアーガイドさん、同行してくださったアメリカ人の教授さんたちは皆歴史学をメインに学んで学位を得たわけではありません。しかし、真剣に解説してくれたのは今でも鮮明に覚えています。
小学生の頃から歴史は苦手でした。未だにそれは変わりません。しかし、海外の大切な友人たちのことをもっと知りたいと思った時や敬意を示したいと思った時、歴史を知っていることで彼らの文化をより理解できるとこの頃感じます。
自分のことを知る大切さ
自分を知ることで、自分がよりハッピーになれるということを学びました。これが実現して上手く行けば、ストレスや自分の弱点をかなり克服できるのではないかと思いっています。自分の攻略書みたいな感じにもなりそう。
きっかけは、とある教授が私のバックグラウンド質問攻めしてきたこと。ちなみに私は在日韓国人3世なので、日本で生まれ育ったとはいえ国籍は韓国です。
前述のように自己紹介をすると「あ、そうなんだ。韓国語も喋られるんだ、いいね」くらいで普通は済むのですが、彼女の場合はそうはいかなかったのです。
「どうしてお祖父様は日本に来たの?」「小学校はどんなところで学んだの?」「歓呼に移住したいと思わないの?」「私実は韓国に数ヶ月住んでいたことがあるの!」─
これにあと10個くらいの質問をよこしてきました。拙い英語でなんとか全て答えると、「Fantastic. That is really interesting」とかなり感慨深そうなリアクションをしてくれました。
日本にいたら私のディテールは少し特殊かもしれませんが、自分を知る大切さというのは私に限ったことではないと思います。
よく考えたらそんなに自分のことを考えたことがなかったし、むしろそこを考える暇があればもう少し視野を広げて多くの情報を得る努力をした方がマシだ、と心底思っていました。自分のことは後回し、といった感じです。
でも自分のルーツをより深く知ることで、何が自分にとって大切か、自分の観点や感性はどこから来てどういう人と似ているのか、その他にも普段考えないけどものすごく大切なことに気づけます。
自分が頑張って分析した分、点と点が繋がるように自分の中で考え方など色々シンプル化され、生きやすくなるような気がします。
かと言って私もまだまだ分析が足りませんが、気づいたことはメモして残しておくようにしています。困ったり悩んだりした時に振り返ると、かなり役に立つのでオススメです。
まとめ
なんだかかなり自己満足な記事になってしまいましたが、これが私が正直な学びです。まだまだあるので②に続きます。興味のある方は是非ご覧になってください!