女子大生が4回留学して得た「生きる力」

アメリカ、韓国、イギリス、スペインでの留学で得た経験と女子大生のリアルな本音を一挙公開!旅行や留学で役立つ情報、是非チェックしてください!

【ライフ編】正規留学生は今どうしている?オンライン就職活動も

3月16日に緊急帰国をして以来、時間が過ぎるのはあっという間でした。こんな状態なので帰国してから一度も友達と会ったり出かけたりすることなく、ひたすら家でオンライン授業に宿題、就職活動に追われています。

 

「お家時間暇だなぁ」と思う瞬間は全くなく、むしろバルセロナにいた時よりも机に座っている時間が長いのではないか?というくらい、真面目に家であらゆる作業に取り組んでいます(笑)

 

今回は、就活中の正規留学生が自粛期間を日本でどのように過ごしているかについて紹介します。Youtuberのようにルーティーンを説明するのではなく(ダレトク過ぎるので)、今後の決断なども含めて、少しでも留学生として、就活生として情報を共有できたらな、と思います。

f:id:LeoRB:20200430231921j:plain

Photo by Arnel Hasanovic on Unsplash

オンライン授業、時差はどうしてる?

スペインで緊急事態宣言が課される前日に、全て授業はオンラインに切り替わりました。学校によると思いますが、私の学校はGoogle Hangoutsを使っています。

 

授業はスペインの時間で18時から21時まで、これは日本だと深夜1時から4時までです。無理だと思った私はすぐに学校に連絡しました。意外と親身に聞いてくれて、特別処置を取ってくれました。

 

アジアなど時差のある国に緊急帰国した学生のために、学生課が教授たちに授業を録画するように伝えてくれました。学生たちは24時間以内に録画された授業を見たら出席とみなされることに。

 

私の学校はグループワークを教育方針としてかなり重視しているので、宿題はほとんどグループで取り組むものです。授業中もグループで行うセッションもあります。

 

宿題は時差があれど、クラスメイトの優しさに救われてなんとかなっています。授業中のグループワークは、各教授とお話をして、オンタイムで出席できない分、何か他にできることを提案してもらったりしています。

 

離れているからこそ、教授と積極的に連絡をとり相談することが大切だな、と心から思いました。

f:id:LeoRB:20200430233154j:plain

Photo by Austin Distel 

オンライン面接、「接続」が落とし穴

就職活動も、少しずつしています。不便なことはあまりありませんが、企業側がコロナウイルスにより採用活動を停止していたり、エントリーシートの提出期限を伸ばしたりしています。

 

唯一嬉しいことは、テストセンターに行かずに済むことです。大手企業に関してはほとんど採用停止していない印象です。どの企業も採用活動を迅速で柔軟に対応しています。

 

オンラインによる面接や説明会、座談会など気になると思います。私はこれら3つを既に経験しましたので、合否や内容の良し悪しには触れず、できる限りお伝えしようと思います。

 

オンライン面接は、wifi環境を一番に気をつけて欲しいです。声の大きさや表情は、オーバーにしないといけないというのはもう既にいろんなところで紹介されていると思います。私も「自分は高橋真麻アナだ」と思い込んでハキハキ話すようにしています(笑)

 

接続による不具合は、どうしても生じてしまうと思います。どうしようもないように思われがちですが、企業によっては画面の左下に接続の良し悪しを表示するメーターのようなものが面接中に表示されます。

 

事前に接続環境を確認するURLを配って、場所や見え方を確認させてくれる企業があります。そういうところに限って、接続の言い訳が悪い意味で効かないので、十分に注意してください。

 

私の家の場合、2人以上が同時にwifiを使って動画を視聴すると、音や画面が途切れてしまいます。なので、大事な面接の場合は、家の人に終わるまでwifiを切ってもらうようにしています。

 

それぞれの環境を知っておくだけで、かなり安心して取り組めると思います。もちろん相手の接続が悪い時もありました。なので、自分は回答の用意も環境の準備も、最善を尽くしたという自身が大切だと思います。

f:id:LeoRB:20200430234535j:plain

Photo by visuals on Unsplash

座談会と説明会、意外とイケる

説明会は基本的に大手ですと事前にアップロードされた過去のものを見ることが多いです。ZoomやSkypeなどを使った説明会は、カメラをオンにすることが求められたりする場合があります。

 

基本的に質問コーナーのみマイクをオンで、その他の説明を聞く時間はカメラだけ。最低限の身だしなみで結構だと思います。私はこれまで3回参加しましたが、全て私服okでした。

 

もちろんスーツを着ている方もいました。座談会はもっとラフなので、最低限の身だしなみで自分が話しやすい状態にしておくとのがベストだと思います。

 

カメラの話に戻りますが、オンオフは基本自由なところが多いです。しかし、ぽろっと人事の方が「どうせなら皆さんのお顔も観れたいので、差し支えなければカメラをオンにしてくださると幸いです」とこぼしていました。

 

日本の就職活動はどこまでも戦略的なので、オンライン座談会や説明会などでの設定は、今後もこだわりつづけられる課題だと思います。

f:id:LeoRB:20200430235308j:plain

Photo by Ross Parmly

今後卒業までどうするのか

私の場合、卒業は2021年2月です。面接でも聞かれました、いつまたバルセロナに戻るの、と。正直のところ、私が在学中にバルセロナに戻れる可能性はほとんどないと思っています。

 

オンラインで授業もどうにかなっていますし、論文も書けそうなので、就職活動と両立しながら日本の自宅で頑張るのみです。

 

「せっかくの留学なのに」と声をかけてくださいますが、私自身大学院留学を決めた第一の理由は「ビジネスを学んで書きたい論文を書く」だったので、それが今もできているので不満はありません。

 

私以上に苦労されている方や失ったものが大きい方も大勢いると思います。そんな方々が頑張っているのに、私も頑張らずにはいられない!というマインドで毎日過ごしています。

 

不安なことはもちろん消えませんが、引き続き柔軟に対応しながら少しでも大きな収穫を得ることができたらな、と思います。

 

留学生の皆さん、健康を第一に一緒に頑張りましょう。