遠く離れた国で悩み事や心配事が増えたり、ショックなことが起こると孤独になりますよね。
私はトータル4回の留学を経験していますが、ほとんどホームシックにかかったことがありません。
今回は私が留学中に心がけていることを、実体験を交えてお話ししようと思います。留学だけでなく、普段の生活で応用できるものもあるので是非ご覧ください!
異国の地で「完璧」を期待しない
留学先でいつも自分に言い聞かせているのが「完璧なんてあり得ない」ということです。
言語、育ってきた環境や文化、そして宗教まで違うところで、急に生活を始める──冷静に考えたら全てがうまくいく方が奇跡に近いですよね。
思い通りにいかないのが留学です。留学だけでなく人生全てが思い通りにならないものです。予想通りの人生なんて、想像するだけでも楽しくないですよね。
誰の責任でもない
留学先での負の要因を「自分の至らなさ」にぶつけてしまいがちです。もしかしたら今あなたが直面している問題は、言葉が完璧に通じる日本でも難しいことかもしれません。
いざ留学を始めると「頑張らないといけない」と意気込んでしまいます。そうすると知らず識らずのうちに、学校生活や諸々の手続きなどを完璧にこなさないといけない使命感に狩られます。
「もっと流暢に話せたらすぐにクリアできるのに」や「こんなはずじゃなかった」というネガティブな感情が少しずつ募り、「日本にいるとこんな思いをせずに済むのになぁ」という考えに陥りホームシックに至ります。
誰だってそんな時あります。日本人に限ったことではありません。私のクラスメイトのインド人もエジプト人も、みんなみんな来る前はビザや住まい探しに頭を抱えていました。
中にはビザ申請がスムーズに行かなくて、入学が遅れてしまった子たちもたくさんいます。今ではみんな笑って話していますが、「あんな経験もう二度としたくない」と口を揃えて言っています(笑)
みんな苦労していると思うと、「自分のせいじゃない」ということがわかりますよね。
自分にプレッシャーをかけない
私は一度だけホームシックにかかったことがあります。バルセロナに来て最初の2日目で「本当に家に帰りたい」と初めて思いました。
理由は「お家探し」が思っていたより上手くいかなかったからです(この詳細については別の記事でお話ししますね)
お家探しを始めて結局3日目で最高な物件に決まりました。今考えると「なんで短期間であんなにストレス抱えていたんだろう」と笑っちゃうくらい落ち込んでいました。
その理由は出発の日にありました。空港行きのバスに乗る前に見送りに来てくれた母がかけてくれた言葉「ダメだと思ったらいつでも帰って来ても良いんだよ。『やり直し』はいつでもきくんだから」──
バスに乗ってから一人で静かに泣きながら「絶対に成長して日本に帰る」と固く決心しました。なので初日から自分自信にかなりプレッシャーをかけていたのです。そのせいで周りが見えなくなっていました。
まとめ
ホームシックの原因のほとんどは「こんなはずじゃなかった」という感情によるものだと思っています。
そしたら「どんなはずだったのか?どうしてそんなに上手くいくと確信していたのか?」と自分に聞き返してみてください。
答えがなければ、自分を責める理由は1つもないのでゆっくり1つずつ解決しましょう。自分に限ったことではなく、みんなが乗り越えてきた壁だと思ってください。
理想は「楽しみながらその壁を乗り越えられること」ですね。その内日本に帰ることすら残念に思うくらい、その地が好きになることを約束します。