女子大生が4回留学して得た「生きる力」

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【ひとり言】4ヶ国語を話せても武器にもならない理由。なりたい自分について考える

たまに生きていると、自分の頭の中に転がっている気づきや考えを、もっと言語化したいと思う瞬間てありませんか。自分についてのイシューなら尚更。自分の価値観とか好きなものとか。

 

「お部屋の整理をしなくちゃ」と思うけど、結局いつもやらないように、「結構良い気づきかも!あとでじっくり考えてノートに書いてみよう」と思ってワクワクする割には、すぐに違うことへ関心を向けて最終的にやらずじまいなことが私にはよくあります。

 

大学生以降になると、就活でガクチカや自己PRを書く欄を埋めるために、自分自身について深く考えるタイミングはあると思います。

 

結局「美しい言葉」で書かないといけないので、私の場合は少し本物の自分と遠いものが出来上がっちゃいます。嘘じゃないけど、もっと自分の色が出る「自分史」があっても良いのではないか、と思ったり。

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Photo by Fezbot2000 on Unsplash

やりたい職業より「なりたい自分」

小さい頃、よく学校で将来の夢について書く機会がありました。低学年の頃は「学校の先生」や「看護師さん」と適当に言っていたのを覚えています。

 

高学年の頃は、テレビで英語を話せる8歳の女の子を見て「自分もあんなにかっこいい言葉を話せるようになりたい!」と思い、「通訳士」になると、割と真面目に答えていました。

 

高校生の頃は、仲の良かった塾の大学生講師が商社から内定をもらったというのを聞いて、「商社ってなに?」と関心を持つようになり、三者面談の時は「商社で働きたいので大学受験します」と、これまた適当なことを言っていたのを鮮明に覚えています(笑)

 

ここまで読んでいただいたように、「やってみたい職業」については幼い頃から少しずつ考えてはいましたが、「どんな人間になりたいか」についてはあまり考えていませんでした。

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Photo by Cristian Newman on Unsplash

必死に見つけようとした高校時代

高校2年生の頃に、担任の先生から進路面談で言われたことを今も鮮明に覚えています。「リョソンが将来何をしたくて、何になりたいのか、それを考えてから進路を選ばないといけない」と。

 

今考えると「わかるわけないだろう、23歳の現在でもハッキリとわからないのに。というかそれを見つけるのが大学だ!人生だ!」と若干怒りが湧いてくるほど、私にとって無理難題でした(笑)

 

当時は正直、大学生になってキャンパスライフをただ楽しみたいがために勉強を頑張っていたので、もちろんこの質問には答えられませんでした。だから答えられない自分に焦りを感じました。

 

受験勉強に部活、どちらも全くうまくいかない中で、将来の夢について考えるなんて当時の私にとって不可能でした。もう自分がパンク状態であることを察して欲しくて、わざと「不安」を顔に出したりもしていました。

 

結局頑張りたい自分と、努力が見合わない自分、あとは周りとのギャップなどで「1日を乗り越えるのに必死」な毎日が続きました。だから冒頭の先生の言葉は、高校生の私のキャパ的には考える余地もない質問でした。

 

良かったことは、なんとなくマーケティングやメディアについて関心があるとわかっていたので、大学の学部選びは適当にならずに済んだことです。

 

もし今、高校生の自分に手紙をかけるとしたら「目の前のことを頑張ってね。それだけで十分だよ」とだけ言うと思います。

 

高校時代は一人一人ドラマがあったと思います。こんな過去があったからこそ「なりたい人間像」について真剣に考えたいと思いました。

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Photo by Kerri Shaver on Unsplash

「優しい人間」になりたい

高校生から大学生、現在に至るまでたくさんのことを経験して感じてきました。そんな今、私はやっと「なりたい人間」についての答えを持っています。

 

私は優しい人になりたいです。これまで生きてきたなかで、何度か本当に苦しい状況に陥ったことがあるのですが、その時に私を深い溝から手を差し伸べて助け出そうとしてくれた人たちが、そう思わせてくれました。

 

どうしようもないくらい落ち込んだり、窮地に陥っている時に助けてくれる人って神様に見えませんか?「どうしてそんなに優しくしてくれるの?」て疑っちゃうくらい。

 

その度に自分も、こういう風になりたい、美しい人間になりたいと思うようになりました。誰かが困っている時、光を与えられるような存在になりたいと。

 

平常心でいると、「優しい人間になる必要性」なんて普段強く感じません。しかし過去の自分が、苦しかった自分が、その必要性を叫んでいるので、その「過去の自分」のためにもそうなりたい、と思ってこの目標をいつも掲げています。

 

最後に

「海外の学校に通っているから自信がある」と思えたことは1秒もありません。「4ヶ国語話せるのは大きな自信」と思ったこともありません。

 

よく「言語は武器」という言葉を耳にします。私は何語をいくつ話せるかより、「お話したい人に、伝えたいことを伝えられるか、そして聞きたいことを聞けるか」が本当に大事だと思います。

 

4ヶ国語、5ヶ国語を話せても、自分のことを母国語でまともに説明できないと意味はないように、自分について深く考えて知ることは本当に一生かけて向き合いたいほど大切だと思います。

 

私の永遠のテーマは「優しい人間になる」ことです。自分の負の感情や環境と戦いながら、この目標と向き合って生きたいです。