韓国の梨花女子大学(以下イデ)に交換留学していた頃、週4回韓国語の授業を受けていました。1日につき3時間だったので、週に12時間勉強していたことになります。
今回はイデの韓国語の授業の様子や、内容について紹介しようと思います。インターナショナルなクラスで、印象的な授業の一つです。
交換留学や語学堂を考えられている方は是非ご覧ください!
まずはじめに
先に私の韓国語のレベルについて言及しておきたいと思います。日常会話、読み書きは普段なんとかなったのですが、リスニングとスピーキングのイントネーションに難あり、といった感じでした。
私は生まれ育ちが日本の韓国人で、小学校の頃から高校まで日本で朝鮮語を学びました。しかしイントネーションは全く違うし、表現や使う単語も異なる点が多かったため、日常会話はなんとかなるとは言えど、ネイティブらしくなかったりしました。
なのでクラスも上から3番目の中級クラスでした。これらの情報を念頭においていただいて、この先ご覧いただけると幸いです!
先生がアタリなら楽しさ倍増
週に4回授業があるので、月水はクォン先生、火木はリ先生が担当、という風に2人の先生により交互に授業が行われました。
幸い2人とも、とても可愛くて優しい先生でした。授業はいつもミニトークから始まりました。月曜なら週末何をしたかについて、そのほかはその日の出来事についてなど。
みんなが平等に話せるように先生もさりげなく話を振ります。中級レベルのクラスだと、その学期にもよりますが、西洋の学生半分とアジアの学生半分、といった感じです。
上級クラスになると、隣国で言語の吸収が早いのかやはりアジア人が多いです。一つ上のクラスは中国人と日本人しかいませんでした。
話して楽しむスタイル、シャイな学生も安心
授業の進行はテキストで行われます。その日扱う会話文に出てくる語彙の確認から始まり、先生がテーマについて説明します。
例えばその日の題材が「騒音問題」だった時、韓国で実際にあった苦情やニュースについて話してくれます。それについての感想や、アイデアなどがあったらシェアする時間に移ります。
西洋の学生はやはり積極的、いつも最初に回答していました。「忠告してもダメなら、管理人さんが対処しないと」など。一見当たり前の意見ですが、韓国語の授業なのでどんな簡単な意見でもかなり評価されます。
それに続いて中国や台湾の学生もどんどん意見を出して、楽しく話を広げていました。「中国では日常茶飯事だよ!」など、クラス中がびっくりする中国あるあるなど、韓国語だけでなく世界の事情を知れる楽しい時間でした(笑)
ネイティブから学ぶことでリスニングは解決
私が韓国語の授業でありがたかったのは、リスニングをたくさん改善できたことです。もちろん中級クラスなので、未だに大人の韓国人が超高速で話したりアカデミックな話をされると聞き取れない時はあります(笑)
基本的な会話や言い回し、イントネーションなどは先生がお手本でした。ペアになって会話文を発表する時間もあります。
おかげで実際に先生のお手本を先に聞いて、そのあと自分で口に出してイントネーションを確かめられるので、本当によかったです。
やはり現地にいると、生の韓国語をいつでも聞けるので、リスニングは伸びやすいと確信しました。なのでアンテナを張り続けるのが本当に大事です。
まとめ
延世や高麗大学など、基本どの学校も語学堂は充実していると思います。私はイデの韓国語の授業しか受けたことがないので、比較はできませんが、参考程度に読んでいただけましたら幸いです。
キャンパスもとても綺麗で学食も充実していて美味しいイデ、是非猶予があれば春休みや長期休暇を使って1ヶ月だけでも参加してみてください!
韓国語がビギナーレベルの方でも、間違いなく楽しく学べる環境です。