女子大生が4回留学して得た「生きる力」

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【旬トピック】旅行先でコロナ差別はあるのか?欧州4カ国周ってわかったこと

コロナウイルスが蔓延しだして数ヶ月が経ち、今や世界中の人々の懸念はピークを迎えているように感じます。

 

日本では学校閉鎖になったり、リモートワークが推奨されるなど、極めて緊迫した状態であると伺っています。ヨーロッパもまだアジアほどではありませんが、ミラノを中心に人々が不安に飲まれているのがわかります。

 

しかしこの時期といえば日本人が、特に大学生などの若い方が一番旅行するシーズンではないでしょうか。無念にも今回のコロナウイルスの件で旅行を既にキャンセルされた方もいらっしゃると思います。

 

今回は、私が2月中旬から欧州4カ国を周って見たヨーロッパの様子をお伝えしようと思います。様々なニュースで情報を既に得られていると思いますが、私が実際に行って感じとったことや事実をできるだけたくさん紹介しようと思います。

 

まだ旅行を予定されている方は、参考程度にご覧ください。

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Photo by Vin Stratton on Unsplash

そもそも入国できるのか、空港の様子

2月中旬からフランスのパリ、イタリアのナポリとミラノ、ドイツのミュンヘン、そしてオーストリアのザルツブルクに行ってきました。

 

どの空港でも検査を受けさせられたり、別室に連れて行かれたりしませんでした。私はバルセロナからEU圏内にいつも飛んでいたので、税関を通る必要がなかったから必要なかったかもしれません。

 

アジア人だからと言って、避けられたりすることもありませんでした。マスクをつけた人はどの空港でも、50人に1人ぐらいの確率で見受けられました。

 

バルセロナでもそうですが、ヨーロッパは未だにマスクをつけた人はほとんどいません。コロナの感染が凄まじいミラノのロンバルディア州などは、23日以降マスク着用を強要しているそうです。

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Photo by Isaiah Rustad on Unsplash

観光地での差別は。極端な反応

パリとナポリは北イタリアが緊迫状態に陥る前に行きました。パリではシャンゼリゼ通りやノートルダム周辺など、メイン観光スポットをよく歩いていましたが、差別らしいことは全く何もありませんでした。

むしろ「どこから来たの?」とレストランのウエイトレスさんなどが、優しく話しかけてくれるくらいでした。ちなみにバルセロナもそうですが、中国人観光客はとても少なかったです。

 

ナポリでは小学生に1回だけ過敏な反応を取られました。課外授業で来ていた団体の中の1人でしたが、小学生らしい「噂のコロナだ!」と言わんばかりのオーバーなリアクション、ですが悪意は感じませんでした。

 

個人的には、仕方が無いことだと思っていますし、これは差別とも思っていません。何せ相手は小学生ですから。

 

彼らにとっては遠い国の話題になっているニュース、そのニュースのメインであるアジア人を見つけたら、興奮するのも無理ありませんよね。

 

数週間前に韓国人の友達がヨーロッパ旅行に出かけた際、現地の小学生から差別を受けたとSNSを通して告白していました。彼女の場合はなかなか中傷的な言葉を投げられたと話していました。

 

少しセンシティブな話題なので言及するのにためらいますが、私個人の意見は、コロナの話題においてあまり「差別」という言葉を今は意識しない方がいいと思います。

 

この話題の深刻さは最近世界中に知れ渡り始めたばかりなので、人々が軽いパニック状態になっています。そんな状態の人たちが誤った言動をするのを一つずつ拾っているときりがありません。

 

頭を整理する時間が彼ら彼女らに必要であると考えます。仮にこれを機に今後長期に渡ってアジア人に対する認識がネガティブなものに変わっていくと、話は別で深刻です。

 

ですが今は世界中がパニックに陥り始めているところ。怖いのはお互い様です。みんなで乗り越えよう、というポジティブな方向に皆が認識できると不幸中の幸いだな、と思います。

 

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Photo by Fernando Meloni on Unsplash

気になるミラノの様子は

ミラノには2月19日から22日までいました。深刻になる前だったので、多くの日本人を見かけました。私が帰る日の22日に、イタリアが騒ぎ始めました。ミラノではイタリア人の友達の家族の家にお世話になっていました。

 

22日までは、ドゥオモに行ったり観光地を周っていました。ファッションウィークでもあったため、かなり賑やかでした。中国人観光客はミュンヘンやバルセロナに比べ多かったです。

 

コロナというワードを一度も聞くことがなく、最終日までひたすら楽しんでいました。22日の朝、帰る前にショッピングセンターにイタリア人の友人と行く途中、彼女がコロナウイルスがどうやら深刻らしいと話し出しました。

 

近くで感染者が続出しているとのことだったのです。店を閉めるか検討中の話もその時から上がっていました。結局すぐに私はバルセロナに戻りましたが、そのあとにミラノの事態は悪化しました。

 

現在は、ミラノは地域によっては飲食店などは営業しているみたいです。ですがまだマシな地域でも、学校が休みだったり閉まっているお店が多かったりなど。

 

ミラノに住んでいる友達と連絡をとっていますが、「おかしくなりそう」と嘆いています。それに比べ、バルセロナは随分のんびりしています。

 

まとめ

イタリアが険しくなったあとの23日から26日にかけて行ったミュンヘンでは、日本人観光客をたくさん見かけました。オーストリアも同様です。

 

今は日本の規定で出国が難しかったり、多くのイベントがキャンセルされていますが、ヨーロッパではまだ日本ほど深刻でない地域も多いです。

 

もちろん人々は気にかけていますが、普段と変わりない日常生活を優先させているので、極端に騒いだり不安がっている人は見かけません。

 

日本が深刻な中、海外旅行に行く気もだんだんと失せてくると思いますが、仮に数ヶ月前から予定されていて、入国制限をしていない国であれば、行ってもいいと思います。

 

事態や規制は毎日変わっているので、随時ネットでニュースや大使館の知らせをチェックしたり、旅行会社と相談されなが判断するといいと思います。

 

いち早く、日本が元気になりますように。